プラセンタが胎盤のことを意味している、ということは、プラセンタって何?でご説明していますが、ということはつまり哺乳類の数だけ由来があるのです。
動物性プラセンタの特徴と言えば、何といってもその驚くべき働きにあります。胎児が短期間に驚異的な成長を遂げるためには、相応の栄養分と、猛スピードの細胞分裂、つまり新陳代謝が欠かせません。プラセンタには、生き物の生命を維持するに十分な栄養素が豊富に含まれており、またグロスファクターと呼ばれる成長因子が含まれています。私がオススメするウマ由来の物を含め、代表的なものをいくつか紹介します。
今、一番注目されている馬の胎盤から得られるプラセンタエキスです。馬そのものの流通量はブタに比べて少なく、そのため希少性が高く、高級な印象となっています。実際に、品質も高く、ブタ由来のものと比較すると、約250倍のアミノ酸を含有しています。また、ブタプラセンタにはない必須アミノ酸が6種含まれています。さらに、活性ペプチド、ムコ多糖類や核酸等が豊富に含まれているといわれています。
健康食品や美容用品には、主に豚のプラセンタが利用されています。ただし、通常、豚を飼育する時は一か所で大量に飼育するので感染症のリスクが伴います。感染を防ぐために投与されるワクチンや抗生物質を投与されているため、製造過程で胎盤の有効成分が破壊されていることも多いのだとか。最近は、病原体を持たないよう徹底した衛生管理の下で飼育されたS、PF豚由来のプラセンタが注目を集めています。
人間の胎盤から得られるプラセンタエキスです。ただしヒト由来のプラセンタは医学分野での利用しか認められていません。また、原材料となる生のプラセンタの段階では、他の動物プラセンタより優れているといわれていますが、製品にする過程で有効成分が多く失われてしまうのだそうです。
ヒツジやウシの胎盤から得られるプラセンタエキスです。従来は多くされていたものですが、BSEの影響であまり使われなくなっています。
ウシプラセンタは、2001年に厚生労働省が使用を禁止しました。ヒツジプラセンタは、ヒト由来の物に近いと言われており、より高い効果が期待できます。アミノ酸組成がとてもよく似ているそうで、適応性の高さと免疫反応が生じる可能性ほとんどないのだとか。BSE(狂牛病)が全く発生していない世界で唯一の国であるニュージーランド原産の物が人気なのだそうです。
動物性プラセンタに代わるものとして、「植物性プラセンタ」がありますが、正確にはプラセンタではないので、プラセンタの重要な成分のひとつである成長因子は含まれていません。同様の作用が期待できるとして、アロエやライ麦などの胎座からエキスを抽出する方法が考え出され製品化されています。プラセンタと同様の効果があるとされるのは、植物が成長する際に分泌される細胞分裂を促進する成分のことです。
プラセンタのもともとの原料である胎盤は、動物の体内にいる細菌や寄生虫などの心配があることは拭えません。実際にウシ・ヒツジは現在ほとんど利用されていません。
ここで注目したいのが、「ウマプラセンタ」です。製品として多く流通しているブタ由来の物よりも、有効成分が豊富、ということは既に述べていますが、もう一つの特徴としてあげられるのが安全性の高さです。
馬の体温は高くデリケートな体質なので、もともと病原菌などの心配がほとんどありません。さらに馬由来のプラセンタ製品はサラブレッドの胎盤から抽出されたものがほとんど。サラブレッドだと血統がわかりますよね。さらに、徹底した品質管理のもとで飼育されています。そのため安全性も高いのです。